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今回冬コミや飲み会で装丁の事とか色々聞かれたりしたのでデザインについて少々。 おおまかな組みは二人で話しあったりしますが最終的な仕上げと詰めは杜の作業になります。 とはいってもさくらのあげてきたイラストが良くてデザインをゼロから考えなおすことも少なくなく(σロ`やっぱりイラストに合わせてデザインを仕上げないと生きてこないので。時にはロゴも作りなおします…今回も…ええ(σロ` デザインは最初からかっちり作り上げることが多いと思うんですがうちは結構アバウトにやってます。手間は増えるんですがイラストあってのデザインだと思っているのでそこら辺に融通が利くのは二人組みでやってる利点かなと。 タイトルと方向性を決めたあと大体の案をさくらに伝えて杜の方はロゴデザインに。ロゴデザインもフォント選びからはじまって四苦八苦七転び八起きしていたりするのですがそれはまた機会がありましたら。
ちなみに最後の仕上げ前のロゴ案マリみてだけに
十字架は何処かに入れたかったのでこのような形に。
最終的に後ろの薔薇の無い物になりました(σロ`
その後さくらが描いてきたイラストと構図の案を元に
ロゴと構図を色々いじりたおしたりして下書きを進めます。
デザインのやり直しが入るのは大体ここです(σロ`
ラフデザインや殴りハメの構図案はいくつもあるんですが
あまりにもラフすぎるので画像は勘弁と(σロ`
色についても様々いりじたおしてやっとこさ見られるレベルになってきます。
このあたりで一度区切りをつけてプリントアウトして紙に落として確認します。
そして出来上がったのがこちらの案1
まだまだ詰めが甘いですが完成図が見えてくるような感じです。
そこからさらに色味を調節したりおおきさや配置の細かな詰めを。
全部ぶっとばしてゼロからやりなおす時もあります(σロ`
ほんと生産性悪すぎです orz
それでもそんな時ほどいい表紙になったりするので
泣きたくなる日もあったり。
そんでもって色をいじってみた案2です。
いや本当はこの時点で案20とか30だったりするんですが
ややこしいので画像のあるものだけ数えていきます。
色が変わると印象もかわったりで。
最初からしっかり方向を決めないのは悪い癖なんですが
自分の予想しない色をあえて入れてみたりして
絵を生かすベストなデザインを模索します。
そんなこんなでおおよそ完成系に近い物になります。
ロゴの場所もコロコロ変わります。
見せられないレベルでレイアウトもガンガンいじってます(;´ロ`
色の方向は変えずに色味を中心に手を入れて
イラストや本全体の空気に合わせるようにシフトしていきます。
すったもんだそんなこんなで完成です。
全体の色もより本の内容に合わせた色づかいに。
「卒業」というテーマの元で作成した本だったので
全体からそんな雰囲気が伝わって来ましたら嬉しいです。
単行本装丁なので若干手が入っていますが
だいたいいつもこんな感じで作ってます。
早い時には線画が上がってから2日
遅いと7日…もっと? かかってます(σロ`
以前はデザインと内容と若干ズレがあったのですが
最近は本の内容や作品に合わせて少しづつ変化させたり。
デザインや装丁はあくまでもおまけの1つですが
単行本装丁は色々なところで読みやすいと評判頂いて嬉しかったり。
本まるごとをひとつの作品として楽しんでもらえましたら本望です(w